堀江貴文「親は子がやりたいことをやらせよ」

学校教育は今こそバージョンアップが必要だ

堀江貴文氏が日本の教育に斬り込む(撮影:梅谷秀司)
若者たちよ、未来を恐れず、過去に執着せず、「いま」を生きろ――。コロナ後の学びを変える47の行動スキルを収めた堀江貴文氏の新著『将来の夢なんか、いま叶えろ。 ―堀江式・実践型教育革命―』から一部を抜粋・再構成し、堀江氏のメッセージをお届けします。

「出る杭」を「平均」という名の地面に打ち込む教育

現在の学校教育では学びの本質を知ることはできない。そもそも、教える側に学びの本質を理解している人がほとんどいないのだから。

学びの本質とは、わからなかったことがわかることで生まれる「喜び」だ。人は、知らないことを知っていくプロセスを気持ちよく感じ、知的欲求を継続しながら、成長を重ねていくようにできている。けれど、教える側の学校の先生は、総じて教え方が下手だ。覚えるのに多少のコツがいる勉強を、わざわざコツを外して回りくどく、覚えづらいように教える。「つまらないものをよりつまらなくする技術に長けている」とさえ言っていい。

勉強がつまらないのは、当然でもある。学校の先生たちに課せられた課題は、反抗心や、集団から外れようとする「出る杭」を「平均」という名の地面に打ちこみ、可もなく不可もない「オールB」人材を養成することだ。子どもたちの伸びやかな個性に応じた才能の促進を求めてはいない。凡庸なジェネラリストの量産が、義務教育の目的だからだ。

学校は、教育の名目において子どもたちの没頭を奪い、突き抜けた天才の芽を摘み、「オールB」が理想であるという常識を植えつけている。これは立派な洗脳だ。

洗脳のために教師が用いる効果的な手段は、禁止だ。どの学校にも、数多くの禁止が存在する。そう、校則だ。「髪型は男子は短髪・女子はセミロングまで」とか、「生徒同士の許可のない集会の禁止」とか、「アルバイトは基本的に認めない」など、何かの罪でも犯したのだろうか? というレベルの禁止事項を子どもたちに強いている。加えて「校長先生の話は直立不動で聞かなければいけない」とか、校則に記されていない同調圧力的な常識もいまだに存在する。

僕も中1のとき、痛い目に遭わされた。ある授業で教育ビデオを流したあと、先生がビデオの内容について話を始めた。あまりにも退屈で、僕は自然とあくびをした。その直後、目から火花が飛んだ。先生が僕の頭を、ゲンコツで殴りつけたのだ。痛さにではなく、先生のその行動に心の底から驚いた。退屈で眠かったら誰だって、あくびくらいする。それを先生は強くとがめたのだ。まったく意味がわからない。

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