堀江貴文「親は子がやりたいことをやらせよ」 学校教育は今こそバージョンアップが必要だ
子どもがやりたがる挑戦を、何でもやらせる! ゲームでもダンスでもマンガ制作でも、夢中になっている子どもを邪魔しないであげてほしい。それが20年後、多くの人に喜ばれ子どもの生涯を支える、価値の高い仕事になっているかもしれないのだ。
親の唯一の仕事は、子どものサポーターであり続けることだ。「勉強しなさい!」と言って、子どもが夢中になっている挑戦を、決して奪ってはいけない。
既存の教育を押しつけ強制して恨まれるか、自由に没頭させて感謝されるか。どちらの子どもが社会に歓迎される豊かな人格を育めるか、悩むまでもないはずだ。「やりたいことをやれた」「親が何でもやらせてくれた」という認識を育めた子どもは自己肯定感が高く、幸福な人生を自分のやり方で築いていけるだろう。
しつけの過程で、親は知らないうちに自分たちの理想を押しつけてしまうものだ。気持ちはわからないでもないが、親の理想なんて、子どもにとって害でしかない。
素直で、親の言うことを何でも聞いて、与えられた教育しかやろうとしない子どもが理想だとしたら、とても危険だ。親の理想しか知らない子どもが、より進化した未来の社会で幸福でいられるだろうか? スマホを禁止する大人に育てられた子どもが、スマホの次のテクノロジーに対応できる知性を養えるだろうか? 僕はあやしいと思う。
必要なのは学歴ではなく「学び歴」
どこの大学を出ようと、学生は、企業の即戦力にはなりえない。学校は実務的な教育など、行っていないからだ。
有名な企業の入社試験を受けるためには、そこそこの学歴を経由していないといけないかもしれないが、企業名にこだわらない、本質の伴った仕事をしたいなら、大学になんか行かなくていい! 学歴よりも大事なのは、やりたいこととやるべきことを自分で見きわめ、探究の実践を積み重ねた「学び歴」だからだ。
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