ムロツヨシが語る「仕事で成功できない人」

夢を叶えた僕は20代で「助けて」って言えた

“愛されムロツヨシ”ができるまで(写真:Woman type)
産業能率大学による「新入社員が選んだ理想の上司」(2017年度)では堂々9位にランクイン。確かに、側にいる人を和ませるほんわかした雰囲気と、サービス精神たっぷりのトークを聞いていたら、「うちの会社にもいてくれたら……!」なんてつい夢を見てしまう。俳優、ムロツヨシさん。
映画『ボス・ベイビー』では、アニメの吹き替えに初挑戦。本作では、見た目は可愛い赤ちゃん、中身はおっさんというボス・ベイビー役を演じている。まさかの42歳で赤ちゃん役というのも、個性派俳優・ムロツヨシの魅力があってこそ。今や「人たらし」の異名を取るほど多くの人から愛されているムロさんだが、決して若い頃からそうだったわけではないのだとか。
では、一体何がムロさんを変えたのか。“愛されムロツヨシ”ができるまでを聞いた。

「誰にも頼っちゃだめだと思っていた」

映画『ボス・ベイビー』は7歳の少年・ティムの前に、不敵な目つきのボス・ベイビーが現れるところから幕を開ける。ボス・ベイビーに反発するティムだが、ある目的のため、二人は力を合わせて巨大な組織に立ち向かっていく。戦わなければいけない相手は大人。普通に考えれば子どもに勝ち目はない。だけど、一人ではできないことも、二人ならできる――。そんな強いメッセージを、『ボス・ベイビー』は届けてくれる。

本記事はWoman type(運営:キャリアデザインセンター)からの提供記事です。元記事はこちら

ボス・ベイビーのストーリーを初めて見たとき、ムロさんは「自分の過去を思い出した」と話す。ムロさんと言えば多彩な交友関係で有名だが、根っからのコミュニケーション上手というわけではなく、かつては孤独だったという。

「皆さんは僕のことをすぐ人の懐に入っていけるタイプだと思うかもしれませんが、若い頃の僕は全然そんなことなくて。人の力を借りるのがすごく苦手なタイプ。誰にも頼っちゃだめだって思い込んで、何でも一人でやろうとしていたんですよ」

就職して活躍する同級生を横目に、バイトで食いつなぐ日々だった(写真:Woman type)

ムロさんが役者の道を志したのは大学1年生のとき。ある舞台で俳優・段田安則さんの演技に感動し、大学入学からわずか3週間で学校を中退。演劇の世界へと飛び込んだ。しかし、芽の出ない時期が続き、あっという間に20代半ばに。同級生たちが就職して華やかな生活を送っているのを横目に、自らはアルバイトの給料で何とか食いつなぐ日々。26歳を迎え、「このままじゃダメだ」とついに自分を変える決意を固める。

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