2) スケジュール管理
いくら動画付き教材があっても、通常はダラダラしてなかなか勉強には向かわないものです。そこで、絶対的に必要になるのが、「スケジュール」です。
いつ、何をやるのかをあらかじめ決めて、それを実行する仕組みを作らなければ人は容易に動くものではありません。筆者はかねて「子ども手帳」という仕組みを提唱しています。手帳を書くことによって子どもの自立を促す仕組みです。全国で2万人以上のお子さんが実践していますのでそれを参考にしていただいてもいいかと思います。
大人も子どもも、自分が行った履歴、どれくらい成長したかという確認がとれないとやる気は起こりにくいものです。
自らの力で学ぶ形態をとる
そこで、スケジュールをするにあたっての注意点を3つ、簡単にお伝えします。
1)「スケジュールを作りなさい」という強制ではなく、「スケジュールを作っていく方法があるけど、どうする?」というアプローチをとる
つまり親は選択肢を出し、子どもに選択させるようにします。子どもはスケジュールの作り方がわからないので、一緒に作ってもいいでしょう。
2)スケジュールは、親が子どもを管理するためのものではなく、子どもが自分を管理するためのもの
スケジュールを作った後に「◯◯はやったの!」とは言ってはいけません。それでは親が管理しているようなものです。それでは、子どもの自立は難しいでしょう。
3) スケジュールどおりにいかないときは「どうしたらできるようになるか一緒に考えよう」というスタンスをとる
つまり、親は教師や監督をするのではなく、サポーターになるといいという意味です。
以上をまとめるとこうなります。
「他者依存を排し、自らの力で学ぶ形をとる」
今後、5月以降も同様の状態が続くとしたらどうするかという想定で動いていったほうがいいでしょう。
つまり、学校が通常どおり始まるまでは、学習は自ら設定して行うということを基本として、学校が多少なりとも対策を取っていれば、それを補助的に行うという考え方になります。通常のあり方とは逆ですが、非常時ですので、このように考えておくといいでしょう。
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