休校で悲鳴!「家でブラブラする子」への処方箋 5月以降も休校は続く想定でいたほうがいい

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さて、ここからが大切なお話になります。以上の内容は、4月も3月同様に何ら特別な対処をしなければというケースです。4月の段階では、まだ対策の打ちようはあるのです。ではどのような対策を立てればよいか、方法の1つについてお伝えします。

佐藤さんのようなケース、つまり「学校に依存できない」「塾に行っていない」「通信教材のタブレット教材をやっている」という場合、手元にある教材を使って家庭内で学習する以外に方法はありません。しかし、残念ながら子どもは通常、自学自習は一人ではできないものです。

そこで2つのことをやっていただければと思います。

自分に合った動画付き学習集を使って学ぶ

1) 動画付き学習集の使用

中1と小4のお子さんということで、通常は第三者からの説明や解説がないと勉強は難しいでしょう。現在のタブレットの学習でもよいかもしれませんが、問題数が少なくすぐに終わってしまう場合もあります。

そこで、動画付きの問題集を使って学びます。動画付きというのは、QRコードで動画に飛んで説明が聞けるようになっている学習書のことです。最近はたくさん出版されています。今年の4月から小学校の教科書もそのようになっていますが、すべての分野で解説がされているわけではないので、一般の学習書や問題集を使うといいでしょう。

どのような学習書がいいかというのは、複数の学習集を見て親子でやりやすい学習書を実際に見て判断するのが適切です。おすすめ教材と言われてそれを買っても、その子に合っていないことも少なくないからです。

YouTubeでも学習動画は多くありますが、検索して、その子にあった内容の動画を探すのに時間がかかりすぎると本末転倒ですので、それであれば動画付き学習書を入手するほうが効率的でしょう。

もし書店へ行って比較することが難しく、ネット書店などで買うという場合は、「教科書準拠のワーク」もいいでしょう。教科書に沿っていてわかりやすく説明してあり、おすすめしています。

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