家庭で「緊急事態宣言」を出してみた驚きの結果

噴出しているのは「元々あった問題」が大半

コロナ休校で子どもと一緒にいる時間が増え、家庭内のさまざまな問題が深刻化している(写真:プラナ/PIXTA)

※石田勝紀先生へのご相談はこちらから

小6の男の子と小3の女の子がおります。コロナ休校が長く、一緒にいる時間も増えて家庭内では、些細なことでいざこざが絶えません。私もだんだんイライラしてきて、怒ってしまうこともしばしば。いい学習環境も保たれないため勉強面でも心配です。アドバイスをいただけましたら助かります。
(仮名:大塚さん)

新型コロナの影響により休校が長引く中、各家庭ではさまざまな悩み、トラブルが起こっているという情報が筆者の元には、日々続々と入ってきています。

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緊急事態宣言が出ている地域を中心に、今多くの学校が5月6日まで休校となっていますが、さらに5月末まで延長すべきという声が各地で大きくなっています。茨城県や岐阜県、愛知県など、5月末までの休校延長措置を決める都道府県も増えています。 

先日、富山県の小学校で学校を再開したら、教員と児童が数人感染するという「学校クラスター」も発生しました。これで学校再開へのハードルはますます高くなったでしょう。

そうなれば今後、家庭内でのさまざまな問題が一層、深刻化していくことは容易に想像できます。

「子育ての悩み」上位は勉強に関わること

このような不安、心配が家庭内で募る中、筆者は4月18日に緊急オンライン講演会を実施しました。全国から200名以上の方が参加され、事前に子育てに関するお悩みを質問形式でいただきました。それに基づき、内容をカテゴリー別に分類したところ、次のような結果になりました。

【現在子育てで悩んでいること】
1) 勉強方法や使用教材に関する内容 25%
2) 子どものやる気に関する内容 14%
3) スケジュールに関する内容 13%
4) スマホ・ゲームに関する内容 13%
5) 親が勤務で忙しく面倒みられないという関連の内容 12%
6) コロナに起因する子育てへの焦り・不安 12%
7) その他(学習環境、兄弟姉妹喧嘩など)11%

やはり、勉強に関わる内容が上位を占めています。

悩む家庭がある一方で、上手に教材を使って子どもが勉強している家庭もあります。そのような家庭ではどのようなことをしているのか。調査を別のグループで行うと、次のようなことがわかりました。

「学校からの課題が多めに出るところはそれを進め、そうでない家庭では、某教育会社のデジタル教材を使って進めたり、ネットからプリントを印刷して学習したり、市販のドリルを使って学習を進めている」

このような時期だから、ネット上にある教材を使って勉強に当てているという家庭もあるようです。しかし、これは親の興味関心がないと行動はなかなかできませんし、ネット上には無数の教材があり、どれを選択してよいかわからないということもあるでしょう。働いている親の場合、時間的に難しいということもあるでしょう。

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