「ワンルームマンション」が外国人に通じない訳 不動産業界には和製英語がいっぱい!

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いよいよ新生活にむけて引っ越しシーズンが到来しました。今回は物件探しのときに使える英語表現とその背景をお伝えします(写真:artswai/PIXTA)

3月、卒業シーズンが到来しました。進学・就職を控えて新居を探している人も多いかもしれませんね。年明けから春くらいまでは、引っ越しをしようと思っても、物件の空きがなかなかなくて苦労するイメージがあります。

アパート探しのときには「ワンルーム」や「~駅から徒歩3分」など、よく使われる表現がありますが、英語ではこれらをどのように表現するかご存じですか。和製英語や間取りの考え方の違いで、間違いやすい英語表現が実はたくさんあります。

今回はそんな表現とその背景についてまとめてみました。ぜひこの機会におさらいしてみてください。

そもそも部屋の間取りの表現が違う

日本で使われている「1K」「2DK」「2LDK」の意味、皆さんご存じですか。Kが「キッチン(Kitchen)」、DKが「ダイニングキッチン(Dining Kitchen)」、LDKが「リビングダイニングキッチン(Living Dining Kitchen)」の略です。「キッチン」と言うとダイニングテーブルを置けない広さのもの、「ダイニングキッチン」は、ダイニングテーブルを置くのに十分なスペースのあるものを指し、リビングダイニングキッチンは、さらに大きなものを指します。

これらの広さの目安は、公益社団法人首都圏不動産公正取引協議会によって決められています。ご存じでしたか?

居室数
ダイニングキッチン
リビングダイニングキッチン
1部屋

4.5畳以上

8畳以上

2部屋以上

6畳以上

10畳以上

「1K」と「1DK」の違いは、キッチンの広さが4.5畳未満か以上か、「1DK」と「1LDK」の違いは、キッチンが8畳未満か以上か、ということ。「2DK」「2LDK」と居室が増えると、さらにキッチンに広さが必要になるようですね。「1DK」と「2DK」ではダイニングキッチンとして認められる基準が違うというのは面白いですよね。

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でも、この「ダイニングキッチン」とか、「リビングダイニングキッチン」というのは実は、和製英語なんです。あえて英語にするならeat-in kitchenで通じますが、通常は単にkitchenと言えば「ダイニングキッチン」のことを表します。日本とは異なりkitchenと言ったら、ダイニングテーブルが置ける大きさであるというのが当然なのです。

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