民間住宅ローンを取り扱う金融機関に対し住宅金融支援機構が行った調査によると、2018年度に住宅ローンを借りた人の約7割が「変動金利型」で、2年連続で増加しています。
理由は言うまでもなく、低金利の魅力です。2020年に入ってからはついに0.3%台の金利で提供する銀行も登場し、変動金利型ローンの低金利競争はますます活発化しそうです。
安いのには訳がある!
“安いのには訳がある”という言葉は、まさにこの変動金利型のローンにぴったりの言葉です。金利変動によって元金にかかる利息は変わるわけですが、金利変動のリスクを金融機関側が負うのがフラット35などの「全期間固定型」で、ローンを借りた側が負うのが銀行などで主流の「変動金利型」です。
「みんなが借りているから」「これまで20年も金利は変わっていないから」という理由で目をつぶり、金利変動のリスクを負うことの怖さに鈍感な人が少なくありません。
そこで今回は、一般的な借り方(元利均等返済)の例で、変動金利型ローンの抱えるリスクにクローズアップします。
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