「自己成長ばかり言う人」が結局、伸びない4理由

「キャリアプラン」の呪縛…あなたは大丈夫?

「キャリアプラン」をつくりっぱなしにしていませんか?(写真:Fast&Slow/PIXTA)
来年2020年で創業35周年を迎える株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワンのCo-founderおよび取締役社長であり、自ら編集した書籍も累計1000万部を超える干場弓子氏。
直近では、ディスカヴァー編集教室を開校し、広く後進の指導にも力を注いでいるほか、TV・雑誌・新聞・ネットメディアにも多数登場、大学・社会人・出版人向けの講演も多数行っている。
この度、初の著書『楽しくなければ仕事じゃない――「今やっていること」がどんどん「好きで得意」になる働き方の教科書』を上梓した干場氏に「『自己成長ばかり言う人』が結局、伸びない4理由」について解説してもらう。

実は「自己成長」に惑わされている

わたしは、ディスカヴァー・トゥエンティワンという出版社を創業時から育て、経営してきた。

『楽しくなければ仕事じゃない――「今やっていること」がどんどん「好きで得意」になる働き方の教科書』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします)

出している本は、コミックと雑誌と学術書以外はひととおり扱い、ビジネス書、自己啓発書が中心。「どんな本を出していますか?」という質問には、「個人と組織の成長を支援する本」みたいな言い方をすることもある。「自分が何のために、この会社で働いているのか?」と問えば、「自己成長」をあげるスタッフも少なくない。

が、実は、わたしは、「自己成長」という言葉があまり好きではない。理由はいくつかある。

第1に、それは「仕事で成果が出せなかったときの言い訳になる」からだ。「利益は出せなかったが、自己成長のいい機会になりました」とか。「おいおい、お客さまも会社も、あなたの『自己成長』のために存在しているわけじゃないぞ」と突っ込みたくなる。

2つ目の理由は「『自己成長、自己成長』と言う人は、視点が自分に向かっている人が多い」ということだ。そもそも「成長」というのは、「人の成長を支援する」というときに使われる言葉ではないか、と思う。

それでも、本当に成長して成果を出せるようになるのなら、まあいいだろう。問題は、そういう人に限って、なかなか成果を出せるようにならないことだ。わたしが「自己成長」という言葉、正確に言うとそれを多用する人が好きでない3つ目の理由は、「自己成長ばかり考えている人は、結局、伸びない」からだ。

では、「成長ばかり考える人」が結局伸びることなく、「残念な結果」になってしまうのは、どうしてなのだろうか。ここでは主な4つを解説する。

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