「自己成長ばかり言う人」が結局、伸びない4理由 「キャリアプラン」の呪縛…あなたは大丈夫?

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「成長ばかり考える人」が伸びない1つ目の理由は、「キャリアアップのための勉強」を重視するあまり、「チャンス」も失いがち、ということである。

「勉強」もチャンスのきっかけの一つ

【1】キャリアアップの「勉強」ばかりで、「チャンス」を失う

若い人たちがやりがちなのが、「キャリアアップのための勉強」である。セミナーや講演会に通う、社会人大学院に通う、MBAをとる、TOEIC860点以上を目指す、あるいは、コピーライティングの勉強やマーケティングの勉強、プログラミングの勉強などなど……。

もちろん、勉強自体は悪くない。というより、仕事に関連して、つねに勉強し続けるべきだ。

ただし、勉強の延長上にキャリアアップがあるとは限らない。医師国家試験とか司法試験のような一部の国家資格を除いたら、勉強がそのまま何かへの道を開くのは、大学入試までだ。

また、勉強には「大きな落とし穴」がある。それは、「その勉強の目的を忘れてしまって、勉強することそのものが目的になってしまいがち」ということだ。

例えば「○○の講演会に行かない?」といった友人からの誘いを、「勉強があるから」という理由で断ってしまったりするとしたら、どうだろう。

もしかすると、それまでの勉強の成果を試せるチャンスを連れてきてくれるような人との出会いがあったかもしれないのに、自ら出会いを逃すことになってしまうのだ。

最終的に何がチャンスをくれるかといったら、それは「人」だ。人生の転機は「人」が連れてくる。誰かとの出会いが、人生を非連続的に変える。私の場合もそうだったし、私なんぞよりずっとずっと偉い、優秀な、成功している多くの方々もおっしゃっている。

「キャリアアップの勉強」も、そのきっかけをつくる一つなのだが、「勉強すること」ばかりに目を向けていては、せっかくのチャンスも逃してしまうのだ。

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