「ハンパな優等生」が職場で嫌われる4大理由 会議では「解説」ばかり…あなたは大丈夫?
「セルフイメージ>実力」の人、いませんか?
わたしは、ディスカヴァー・トゥエンティワンという出版社を創業時から育て、経営してきた。出している本は、コミックと雑誌と学術書以外は一通りで、ビジネス書、自己啓発書が中心だ。
25年前に新卒社員の一般公募を始めて以来、延べ1万人以上の学生たちを見てきた。この間、新卒の採用は、「買い手市場」と「売り手市場」を繰り返してきたわけだが、「斜陽産業」と言われて久しい出版の、それも決して大きくない弊社にも、いまだに「高偏差値大学からの応募者」は後を絶たない。
それはありがたいことなのだが、必ずしももろ手を挙げて歓迎してばかりはいられない。気をつけないと、「ハンパな優等生」が職場にあふれてしまうことになるからだ。
「本当に優秀な人」ならいい。やっかいなのは、「ハンパな優等生」だ。つまり、「セルフイメージと実力が合ってない人」。
「本当に優秀な人」ほど「セルフイメージ<実力」なのに対して、「ハンパな優等生」は「セルフイメージ>実力」であることが大半だ(内心、自信がないから、「身の程に合わない優越感」をもっているのかもしれない)。
「ハンパな優等生」は、仕事の能力が伸びないだけでなく、周囲からも嫌われる。その主な理由を、私自身の三十余年の観察から4つ挙げてみよう。
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