「ハンパな優等生」が職場で嫌われる4大理由 会議では「解説」ばかり…あなたは大丈夫?
3つ目は、いま述べた「想像力」にもつながることだが、「ハンパな優等生」ほど、往々にして「自分ひとりでやることにこだわりがち」だ。
重要なのは「プロセス」より「アウトプット」
「自分ひとりでやることにこだわりがち」ということも、ハンパな優等生には多い傾向だ。
例えば、締め切り近くなっても担当させた仕事ができてこない。どうしたんだと聞くと、「よくわからなくて苦労している」とか「思ったよりハードでなかなか進まない」などという返答がくる。
「もっと早く言ってくれたら手を打つことができたのに……」と、結局チームメンバーや上司が尻ぬぐいすることになるわけだが、どうしてそうなってしまうかといえば、周りに助けを求められず、自分ひとりで抱え込んでしまいがちだからなのだ。
確かに、学校の勉強ならそうだったかもしれない。自分でやることに意味があった。お金を払って自分のために勉強していたのだから、当然だ。人に手伝ってもらっては力がつかない。
しかし、会社の仕事となると、状況は変わる。仕事は、お金をもらって、お客さまとの約束を果たすために会社としてやっているのだ。目的は、期日までに商品を納品することで、誰がどうやろうとお客さまにとっては関係ない。問われるのは「アウトプット」であって、「プロセス」ではない。
ところが、「ハンパな優等生」ほど、肝心の「アウトプット」より「プロセス」を重視してしまうことが多い。そこには、頭を下げて周りに助けを求められないという「プライドの高さ」もあれば、「自分ひとりでやり遂げることが偉い」という思い込みもあるだろう。
そして、「ひとりでやらないといけないという『学校の勉強の呪い』」から逃れられないでいるからという場合も多いのだが、これでは仕事にならない。
こんなことばかり続いてしまうと、結果的に仕事は任せられなくなってしまうのである。
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