物が捨てられない男性と即離婚した39歳女性

サランラップや洗剤をストックしまくる

結婚した人は「片付けられない人」でした(写真:sasaki106/PIXTA)
物を捨てられない人がいる。暮らしていけば日々買い物をするのだが、使わなくなっても捨てずに取っておくので、家の中は物であふれ返っていく。時折テレビで見かけるゴミ屋敷の一歩手前になっている中年男女の独身宅は、意外と多い。
仲人として婚活現場に関わる筆者が、毎回1人の婚活者に焦点を当てて、苦悩や成功体験をリアルな声とともにお届けしていく連載。今回は、「物が捨てられない男性と入籍1カ月半で離婚になった39歳女性」のストーリーだ。

初めて家に行ったら、物があふれていた

半年前に成婚退会をした、伊藤真奈美(仮名、39歳)からLINEが来た。

「このたび、離婚をしました。またそちらで婚活したいのですが、面談の日にちを取っていただけますか?」

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1年前に見合いした赤田昌吉(仮名、42歳)と半年の交際の末に成婚退会した真奈美だったが、いったい何があったのか。候補日をいくつか返信し、面談をすることになった。

事務所にやってきた真奈美は、とても疲れた顔をしていた。「いつ入籍したの?」と聞くと、「1カ月半くらい前」だと言う。そして、力のない声で続けた。

「彼は片付けられない人でした。初めて彼の家に行ったときに、家の中が物であふれ返っていました。ただテレビで見るようなゴミ屋敷ではないんです。衣服は衣服の場所、日用品は日用品の場所に置かれていて、衣装ケースや棚に入りきらないから、床にも置かれている。最初は、“男の一人暮らしだし、使わなくなった物が整理できないんだろう。結婚したら、私がきれいに片付ければいいや”くらいに思っていました」

昌吉は上場企業に勤め、年収が900万円あり、貯金もあって、都心に出やすい郊外に一戸建てを3年前に購入していた。

「“子どもが欲しい”という気持ちが一緒だったし、年も近かったし、誠実だし、結婚するには、これ以上の条件の人はいないだろうと思っていました。私は整理整頓や掃除が好きだから、“まさにデコとボコ。いい組み合わせだわ”と、前向きに捉えていたんです」

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