「片づけられない」が治る、たった1つの極意 面倒なのは「分類」しようとするからだ
すぼらな人だからできる、ワンポケット片づけ
年末に向けて、大掃除の季節がやってきました。しかし、毎日忙しくてなかなか片づけられないという人も多いでしょう。そして、片づけられない人のなかには、完璧主義であるがゆえに片づかないという人も……。
実は、「丁寧に片づけようとすればするほど、散らかる」というパラドックスがあります。厳密に収納すればするほど、散らかった状態からの復帰が難しくなるからです。たとえば、「この文具はここ」「この本はここ」といったように厳密に場所を決めてしまうと、整理の手間がその分増えてしまいます。完璧主義者が、かえって片づけ下手になる原理です。
まじめな人ほどまじめにやろうとしすぎて、結果的にうまくいかなくなるというパラドックスは、世の中にさまざまあります。仕事を丁寧に仕上げようとすればするほど時間がかかり、結果的に納期に間に合わなくなってしまったり、いい結果を出そうと気負えば気負うほど失敗しやすくなったりすることは、みなさんにも経験があるかと思います。
こうしたパラドックスを避けるには、整理に対して適度に不まじめになる必要があります。不まじめとはつまり、「きれい」の基準を下げること。完璧に整理されている状態を基準とするのではなく、多少散らかっていてもきれいに見えて、生活や仕事をするうえでも問題ない状態を基準とすることです。
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