極限的に忙しい仕事人のリアル「断捨離」術 殿堂入りアナリストはこう考えてきた

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極限的に忙しいアナリストという仕事で身につけた時間の使い方とは?(写真: Rawpixel / PIXTA)
仕事ができる人は、時間の使い方が優れていることが多いものです。とくに激務で知られる職種だと、時間管理に長けていないと務まらないと言っても過言ではありません。
極限的に忙しいとも言われる仕事に証券会社のアナリストがありますが、海外誌や日経のアナリストランキング(銀行部門)1位を10年連続で獲得した野﨑浩成氏は、仕事上で圧倒的な成果を上げながら、プライベートも充実させてきた時間管理の達人です。『超一流アナリストの技法』の著書もある野﨑氏に、「情報や仕事の取捨選択の技法」について聞きました。

極限的に忙しいアナリストという仕事

アナリストという仕事について、聞いたことがあるでしょうか。証券会社やシンクタンクに所属して、証券投資に必要な企業情報や経済動向などを調査収集・分析し、投資家に向けて情報を提供するというものですが、極限的に忙しいと言われることもある仕事です。

絶え間ないニュースフローへの対処、膨大なデータの解析、東京の顧客の対応が終わったかと思えば、ロンドンが朝を迎え電話会議、逃げ遅れるとニューヨークの投資家に捕まり、そして東京の朝を迎える……。まともに仕事に取り組めば24時間以上の連続労働にもなりかねず、週休2日などなかなか取れない職種です。筆者は2015年3月まで14年間アナリストをしていましたが、引退した今振り返っても、よくやれたものだと思います。

しかし、私は週7日間のうち3日程度を実質的にプライベートな時間として確保しながら、残り4日を過度な残業なく効果的に使って仕事をしていました。そして、アナリストとしては一定の成果を収めることができたと思っています。

アナリストはチームプレーというより個人商店のような仕事なので、個人の裁量と責任が通常の職種よりも大きい部分はあります。しかし、時間や仕事との向き合い方という意味では、一般のビジネスパーソンの皆さんにとっても、いくつかヒントになるような「技法」があるのではないかと思います。それでは、順を追って紹介していきましょう。

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