面接も内定も…採用日程早期化が止まらない 経団連ルール廃止影響、「年内内定出す」14%

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リファラル採用を制度として取り入れ、採用した場合の報酬を定める企業がある。また内定者を使ったリファラル採用もある。

リファラル採用以外にも新しい採用施策に対する関心が強い。「逆求人型ナビ」(16%)、「新卒紹介」(14%)、「採用オウンドメディア」(9%)などがあり、1割以上の企業が「重要」と考えている。

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ただ、いずれも新規に導入すると手間も労力もかかる。とくに「採用オウンドメディア」は継続的にコンテンツを更新して発信し続ける必要があり、負担は大きい。

ただし、従来は「新卒採用」「キャリア採用」と入り口が分かれていた採用情報と異なり、その企業に関心を寄せるすべての人を対象に情報を発信するとともに、年間を通じて「働き方」や「企業風土」「企業の今」など、これまでの採用情報とは異なる要素がふんだんに盛り込まれており、応募者にはありがたい情報となることは間違いない。

早期のインターンシップと選考が重要に

「2021卒採用での新たな取り組みや変更」に対するコメントでは、「リファラル採用を通常選考と並行し、実施する」(301~1000人・金融)という新規施策を挙げる企業もあるが、インターンシップに関する言及が圧倒的に多い。紹介しておこう。

「インターンシップでの早期採用選考」(1001人以上・メーカー)

「インターンシップ参加者と内定者との交流」(1001人以上・サービス)

「ダイレクトリクルーティングの活用、インターンシップからの採用」(301~1000人・メーカー)

「6月からのインターンシップ実施」(301~1000人・マスコミ・コンサル)

「夏季インターンシップからの囲い込み」(300人以下・マスコミ・コンサル)

いずれも早期からのインターンシップ開催と囲い込み、早期の採用選考を意味している。のんびりしている場合ではなさそうだ。

佃 光博 HR総研ライター

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つくだ みつひろ / Mitsuhiro Tsukuda

編集プロダクション ビー・イー・シー代表取締役。HR総研(ProFuture)ライター。早稲田大学文学部卒。新聞社、出版社勤務を経て、1981年文化放送ブレーンに入社。技術系採用メディア「ELAN」創刊、編集長。1984年同社退社。 多くの採用ツール、ホームページ製作を手がけ、とくに理系メディアを得意とする。

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