面接も内定も…採用日程早期化が止まらない

経団連ルール廃止影響、「年内内定出す」14%

しかし、企業はこういうルールに縛られていない。2021年卒では早期化が止まらなくなっており、面接開始も内定開始も大幅に早まっている。

まず面接開始時期だ。2020年卒では3年生の11月以前、12月、1月に面接を始める企業はまだ少なく、1割を割り込んでいる。

増え始めるのは2月(11%)からだ。そして、3月前半(19%)と3月後半(12%)にピークを迎える。そして、4月からは減少し始める。「採用選考」が解禁される6月前半にやや増えるが、それでも1割を切っている。

つまり、「採用広報」が解禁される3月に面接による選考が始まっていたのだ。これは2019年卒以前でも同じだった。

2021年卒採用では大きな変化がある。面接開始でも最も多いのは3月前半(18%)だ。しかし、年を越さない11月以前(15%)と12月(10%)に面接を開始する企業があり、合わせると25%、なんと4社に1社は年内に面接を始めている、あるいは始めるつもりである。

内定も早まる傾向

また、3月以降の動きも様変わりしている。3月後半になると激減してわずか7%に落ち込む。4月前半は持ち直して12%に増えるが、以降は5%に届かない。

この数字から見ると、面接には3つの山がある。1つは年内。次に3月の前半。そして4月前半に3つめの山があり、それ以降に採用面接を始める企業はとても少ない。

面接が早まった2021年卒採用では、内定出しも早くなっている。2020年卒までは3年生の11月以前、12月に内定を出す企業はごくわずかだった。ところが、2021年卒では11月以前が9%、12月が5%もある。合わせて14%だから、7社に1社が年内に内定を出すつもりなのだ。

2020年卒でも2021年卒でも内定出しの最も多い時期は3月前半以降だ。2020年卒では連休明けの5月前半(14%)まで続いていた。

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