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ドナルド・トランプの頭の中は「ノーベル平和賞」でいっぱい。飽きっぽい大統領の一貫した関心

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(写真:Haiyun Jiang/The New York Times)

6月24〜25日に開催された北大西洋条約機構(NATO)首脳会議に出席した大統領ドナルド・トランプは24時間たたずに帰国の途についたが、この短時間の外交を利用して、自らを「世界に平和をもたらす者」として印象づけようと躍起になっていた。

オランダ入りする前の段階ですでにトランプは、イスラエルとイランを停戦で合意させ、NATOに軍事費増額という要求を受け入れさせ、トランプとその取り巻きは、トランプにノーベル平和賞が与えられるべきだと主張していた。トランプは長年にわたりノーベル平和賞の獲得を狙ってきた。

ウクライナの「24時間」公約

そのため25日の記者会見で、実現できなかった外交公約の1つについて質問されると、トランプは明らかにいら立った。その質問とは、大統領選挙期間中、ロシアとウクライナの戦争を24時間以内に終わらせると繰り返し豪語していたにもかかわらず、いまだに戦争を終わらせられずにいるのはどうしてか、というものだった。

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