漫画!「努力できなくても」東大に入る人の特徴

「自分に合った頑張り方」ができる人は強い

いかがでしょうか? 努力できる脳とできない脳が先天的な要素として決まっている……というのは非常に興味深い話ですね。

さて、この実験の話を聞くと、みなさんは「自分は努力できない脳の持ち主かもしれない」と心配になるかもしれません。「努力できないほうだったらどうしよう」と。

しかし実は、これは「努力できるほうがいい」というわけでもないのです。小指で100回ボタンを押すということは、言ってしまえば「無駄な行為」ですよね。そんなことをやる必要がないと考えるのも合理的な判断です。

「努力」という言い方をすると、なんだか高尚なものだと考えてしまいがちですが、「無駄な労力」と言い換えるとぜんぜん響きが違ってきますよね? つまり、努力できない脳だということは、「無駄なことをしない合理的な人」と言い換えることもできるのです。

実際、努力できない脳の持ち主が「結果を出すことができないダメ人間」かと言うと、そうではありません。例えばこの実験を東大生30人程度に協力してもらってやってみたのですが、およそ半分が途中で投げ出す(または最初からやらない)という結果になりました。

つまり、乱暴な言い方をしてしまえば、受験で勉強を積み重ねてきたはずの東大生も、その半分は努力できない脳の持ち主だと考えることができるというわけです。

僕もそういう経験があるのですが、勉強や仕事というのは、努力すれば結果が出るということではないですよね? むしろ適切な努力ができず、時間ばかり無駄にしてしまう人も多いです。

机に座っている時間が長くても成績が上がらない人間というのは腐るほどいますし、考える時間が長くてもいいクオリティーのアウトプットを出せるということもありません。効率的かつ合理的に、最小限の努力で最大の結果を出すというのも1つの仕事や勉強のやり方なのです。

努力量を減らすために、効率的で合理的に努力しようと心がけることも、努力の一種だと考えていいはずです。つまり、努力できるかできないかというのは、「努力の仕方の違い」を示しているのです。

最小限の労力で最大限の効果を得た東大生たち

今回取材した東大生の中には、1日の勉強時間が2時間程度で東大に合格したと語る人もいました。曰く、「自分は2時間以上勉強なんて頑張りたくなかったから、その2時間でどれだけ効率的にやるかを考えた」とのこと。

このように効率的に努力して東大に合格したと語る人は多く、1日1時間の勉強で医学部に合格した人や、自分の好きな部活や趣味を継続しながらも効率的で無駄を排除した勉強で東大に合格した人もいました。

彼ら彼女らの学内での暮らしを追っていても、その姿勢は崩れていません。

例えば学内の試験。「60点を取れば単位が来る」と教授が言っている場合、前日の勉強だけでその60点ギリギリを獲得する学生も非常に多いです。しかも見ていると、その「ギリギリ」を取るのが本当にうまい。

テストの過去問対策をして、何を覚えれば点数になるのかをしっかり理解し、最小限の努力量で単位を取れるように努力するのが非常に得意な学生が多いのです。

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