01. 神社とは神道の神様を祀っている場所のこと。
02. 神道はもともと自然崇拝を起源としているため、その信仰対象は「八百万の神」といわれるほど数が多い。
03. 神社の中心的存在であるご神体は「依り代」とも呼ばれ、神が宿る場所・物は神社によってさまざま。
04. 最も有名なご神体として『日本書紀』で瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)が天孫降臨の際に天照大神から授かったと伝えられる「三種の神器」がある。
05. そのひとつ「八咫鏡」は伊勢神宮、「雨叢雲剣(草薙の剣)」は熱田神宮のご神体として知られる。
06. 神社の境内やその周辺に維持されている森林は「鎮守の森(杜)」と呼ばれる。
07. 日本全国にある神社の数は約8万1000社(2016年文化庁)。
08. 都道府県別では、神社が最も多いのは新潟県で4727社。
09. 神社が最も少ないのは沖縄県で13社。
10. 人口比で神社数が最も多いのは高知県。人口10万人あたり約300社。
11. 人口比で神社が最も少ないのも沖縄県で人口10万人あたり0.9社。2位は大阪(8.22社)、3位は東京(10.68社)。
12. 神社の境内は一般に鳥居を入口として手水舎、狛犬、拝殿、本殿、摂社などからなる。
13. 拝殿は祭祀、拝礼を行なう場所で、場合により舞殿、神楽殿、社務所を兼ねる。伊勢神宮をはじめとして拝殿を持たない神社もある。
14. 神社の社殿の建築様式は切妻造を基本とし、伊勢神宮をルーツとする「神明造」と出雲大社をルーツとする「大社造」に大きく分けられる。
鳥居の役割
15. 鳥居は、人間が住む俗界と神域の境界で、神域への入口を示す門の役割を果たすもの。
16. もともと鳥居の色は白で、神仏習合により仏教で魔除けの意味をもつ赤色に塗られるようになったといわれる。
17. 鳥居の由来は、『古事記』に登場する天照大神を天岩戸から誘い出すための「常世の長鳴鳥」にちなみ、神前に鳥の止まり木を置いたことがはじまりとする説など諸説ある。
18. 鳥居の前では一度立ち止まり、一礼してからくぐる。
19. 鳥居や参道の中央は神の通り道とされるため、左右いずれか脇に寄って通るのが作法。
20. 神社の参道の玉砂利の意味として、「玉」は「御霊(ミタマ)」の「霊(タマ)」と同じく、美しいものを表し、神聖な場所の清浄を保つため敷きつめられているといわれる。
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