若者は「誰をフォローしているか」も見ている
原田:各政党がSNSをどんなふうに活用しているか、それが若者にどの程度届いているか、刺さっているか、みんなの目で評価してみてください。まずはTwitterからいきましょう。
須藤:自民党広報のTwitterを見ているのですが、業務報告を延々とツイートしていますね。これでは、なかなか興味は湧かないです。また、首相官邸のサイトにリンクが張ってありますが、Twitter経由で長文を読む若者はあまりいないです。
原田:上の世代がSNS上でよく陥る典型的なパターンかもしれないね。自分が言いたいことを一方的につぶやいてしまう。「言いたいことより、相手が見たいこと」を載せないとリアクションが得られないのがSNSなのに。
「政党」という立場からすると、リアクションの悪そうなものでも伝える必要が出てくるとは思うけど、もっと「見たくなる伝え方」でないと届かないよ、ということなんだろうね。
あと、今のSNS世代の若者は画像や動画や短文に慣れているから、長文に誘導しても読まれない、と。そういう意味では「ワンフレーズポリティクス」と批判されたりするけど、ツイッターで自分の主張をするトランプ大統領は、日本の政党よりSNSを理解しているのかもしれない。
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