富山:すべての写真の外側に黒い縁のフレームをつけても、統一感が出ますね。友人がやってます。
浅見:自民党の投稿は、文字数とハッシュタグの数が投稿ごとに違います。投稿者がたびたび変わっているということが読み手に伝わりますし、短い文やハッシュタグが少ない投稿には、マイナスな印象を持ちます。
原田:細かいなあ。しかし、それくらいいろいろな手法を使って、細かいディテールにもこだわって「統一感」を演出しないとインスタでアカウントを持っていることが下手をすると逆効果になってしまう、ということだね。
「情報の明瞭化」がカギ
浅見:統一感という点では、「テキストのフォーマット」を決めることも大切だと思います。書く文の字数、ハッシュタグの量、絵文字などですね。
松崎:SNSによって投稿内容を分けたら、必然的に統一感が出ると思います。例えば、インスタは特定プロジェクトの写真しか載せない、Twitterはイベント報告しかしない、Facebookは自分たち主催の会の内容をリポート、とか。そうすればフォローする側からしても情報が被りませんし。もしくは、インスタのアカウントを分割してもいいですね。今は「jimin.jp」しかないけど、「jimin_event.jp」とか。
原田:違うSNS、例えば、Twitterでもインスタでもフェイスブックでも同じ内容を載せている中高年が多いけど、それじゃあダメなんだね。むしろ明確に載せるものを変えないとダメだし、どのSNS、あるいはアカウントに何を載せるか明確にすれば統一感も出るんだね。
しかし、そうしてたくさんのアカウントができてフォローするアカウントが増えたら、見ている側はうっとおしくならない?
松崎:なりません。自分の興味あるアカウントだけをフォローするので。それより、ノイズのある投稿のほうがイヤです。
原田:なるほど。何を発信するかを明確にすれば、それに興味のある人しかフォローしないから拒否感も減るんだ。むしろ、いろいろ混ざっているほうが「ノイズ」と若者たちに捉えられてしまうんだ。ちなみに、ほかの政党のインスタはどうだろう?
浅見:立憲民主党と共産党はインスタをやってません。
原田:あらら……。若者がこれだけ「インスタ化」しているのに、若者のことを見ていないのかしら……。若者を見ない政治は草の根と言えるんだろうか……。
松崎:公明党はありますけど、GIFアニメとかありますね。ある投稿では、文字の周りのジャガイモが回転してたりしますが、ちょっと理解に苦しみます……。
原田:あらら……。狙って外しちゃってるパターンだろうか……。
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