自民党の斬新広告が若者をポカンとさせるワケ

ViVi×「#自民党2019」だけじゃない

各党のメディア戦略に、若者たちはどういった印象を受けているのでしょうか?(イラスト:自民党HP「自民党2019」より)
今年に入り、自民党が若者向けに作った広告が相次いで賛否両論話題を呼んでいます。いったい何がズレていて、何が刺さっているのか?若者研究家の原田曜平さんと、現役高校生・大学生たちが検証します。
【座談会参加者】浅見悦子(大学4年)、松崎瑞穂(大学3年)、富山連太郎(大学1年)、丸山あかね(高校3年)、堀井優香(高校2年)、須藤志央里(大学4年)

原田:ネットを利用した選挙運動が解禁されてから、もう6年以上が経ちました。それ以降、各政党や各政治家は、WEBサイトや動画メディア、SNSなどを使って若者に向けて情報を発信していますが、まだ新しい情報発信手法なだけに、うまくいっているものもあれば、まったく届いていないものもあるのだと思います。

今日、現役高校生・大学生の皆さんに集まってもらったのは、そういった政党や政治家のネット戦略を、若者目線から評価してほしいからです。普段から動画メディアやSNSへの接触率が高い君たちであれば、どんなやり方なら若者に「刺さる」のかを肌感覚で判断できるはず。そのうえで、政治離れが進む日本の若者が政治に興味を持つためには、どんなネット戦略・SNS戦略が効果的なのか、そんな提案もしてもらいたいと思います。

今回皆さんから欲しい意見は、あくまで各政党・各政治家のネットやSNSの戦略に関してのみです。政策の内容については議論の対象としません。

『ViVi』×自民党

原田:じゃあ、先に各論になりますが、新しいトピックから始めてみましょう。6月、講談社の女性ファッション誌『ViVi』の自民党キャンペーン「#自民党2019」が、賛否両論で大変話題になりました。参院選の前月に政権与党がファッション誌とコラボすることへの批判もありましたが、その内容自体も物議を醸していました。

具体的には、袖に自民党のマークが入ったTシャツを着たモデルたちが「NEW GENERATION」「わたしたちの時代がやってくる!権利平等、動物保護、文化共生。みんなはどんな世の中にしたい?」と呼びかける内容でした。

一方、政党が広告・広報をすることはおかしなことではなく、むしろほかの政党が頑張っていない、といった世論もありました。実際のターゲットである君たちはどういう感想を持った?

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