学生が軽蔑した面接担当者の「ひんしゅく発言」 セクハラや就職差別につながる質問が横行

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俗流科学に基づいた下らない質問もある。男女で脳の働きが異なることは脳科学的にも立証されているようだが、「すべての男が」「すべての女が」と思い込むのは早計にすぎる。

「私が知らない土地でもよく出かけていくのが好きだという話をしたら、『女性は空間的にモノを把握するのが苦手だけど方向音痴にならないの?』と言われた。“男だから”“女だから”という考えが濃いのかと、ムッとした」(文系・中堅私立大)

セクハラや就職差別

女性差別とセクハラは紙一重、いや、根は同じかもしれない。この会社では社長が社内恋愛を推奨し、全体集会でトンデモ発言をしているようだ。時折そういう経営者はいる。

政治家の失言は、後援会などの身内に対するウケねらい発言がリークされて問題になることが多いが、経営者のセクハラ発言もかなり自慢げに見える。

「その会社では社長が社内恋愛を推奨しており、全体集会のような場所でセクハラまがいなことを言う、という話を面白いことかのように人事が話しているのを聞いて、驚いた」(文系・上位国公立大)

女性に対して交際相手について質問する面接官がいるが、採用選考で彼氏の有無を確認する必要性がわからない。

次の2つのコメントでは交際相手だけでなく親の職業についても質問しているが、不適切だ。もしかするとプライバシーまで聞き出すのが面接と思っているのかもしれないが、社会人として非常識だ。

「彼氏の有無の質問。父母の職業についての質問」(文系・中堅私立大)

「親の職業、理想とする異性のタイプや、パートナーの有無」(文系・上位私立大)

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