くしゃみに鼻水「花粉症」は英語でこう表現する

英国人も米国人も苦戦してきた歴史が…

この「干し草の匂いが原因」という説に対して、ボストックは異論を唱えていたようですが、原因が「花粉」であるということは、当時はまだ解明されていませんでした。実際には、干し草に使われているイネ科の植物の花粉が原因だったようですが、これを指摘したのが、チャールズ・ブラックリーという別の医師でした。それが19世紀後半のことだったそうです。

ところが、原因が花粉であると判明してもその呼び名が pollen fever 「花粉熱」のように変わることはなく、そのままhay feverと呼ばれ続けています。

アレルギーに関する覚えておくと便利な表現

現在、アメリカで「花粉症だ」と言うときには、hay feverという表現よりも

I have allergies. (私は花粉症だ)

と言うことが多いように感じます。このフレーズの文字通りの意味は「アレルギーがあります」ですが、このように言うときは日本でいう「花粉症」を指していることがほとんどで、他のアレルギーの話という感じはしません。説明的に、

△ I’m allergic to pollen. (私は花粉アレルギーがある)

と言っても間違いではありませんが、I’m allergic to… 「~にアレルギーがある」という形は、具体的な食物アレルギーのときに使用されることが多いです。

I’m allergic to peanuts. (私はピーナツアレルギーがある)
I'm allergic to dairy products. (私は乳製品アレルギーがある)

海外からのお客様を食事に招待するときには、

Are you allergic to anything? (何かアレルギーはございますか)

という尋ね方を覚えておくと便利かもしれませんね。最近では、アレルギー以外にも、さまざまな理由で食べ物には気を使う必要がありますので、併せて、

Do you have any dietary restrictions? (何か食事で召し上がれないものはございますか)

という表現も覚えておくのはどうですか。

次ページ日本では、まだ一般的ではないかもしれませんが…
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