小1の歩行中の死傷者数は小6の8倍
間もなく学校は春休みに入り、その後すぐに進学・進級の時期になります。私は小学校で23年間教壇に立ってきましたが、その経験から声を大にして言いたいことがあります。
それは、春休みの間に子どもたちが登下校で使う通学路の安全について、ぜひ親子で確認しておいてほしいということです。
小学校に入学する新1年生の子どもについては、絶対にやっておくべきです。園児だったときは親の送り迎えがあったので安全でしたが、これからは自分で自分の身を守らなければなりません。
警察庁交通局の最新の統計によると、2013年から2017年の5年間における小学1年生の歩行中の事故による死傷者数は7461人で6年生の3.5倍です。また、死者数は32人で6年生の8倍にもなります。
小学生の歩行中の月別死傷者数でいちばん多いのは5月です。そして、6月、10月、4月と続きます。なぜ、4月ではなく5月がいちばん多いのでしょうか?
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