統計で見る「小学生の通学路」の危険すぎる実態

「小1の5月」「下校中」など"特徴"がある

その場合は学校と話し合って変更してください。学校指定といっても、子どもの数は多いわけですから、どの程度まで個々の子どもの通学路の安全性を見極めているか大いに疑問です。本当にわが子の安全を考えたら、学校任せではなく、やはり親が前面に出る必要があります。

小学校3年生以降は自動車での死傷者が増加

ここまで歩行中のことを中心に見てきましたが、実は自転車についても気をつける必要があります。

警察庁の同統計によると、小学3年生以上ですと、歩行中より自転車乗用中の死傷者のほうが多くなっています。しかも、学年が上がれば上がるほど多くなっています。私見では、これは登下校中というより、遊び、友達の家に行く、塾や習い事へ行く、買い物などのときと考えられます。ですから、ヘルメット着用の必要性も含めて、自転車の安全な乗り方についてもしっかり指導しておきましょう。

こうした以上のような交通安全の対策と同時に、不審者対策についても確認しましょう。人通りの少ない道とか周囲から見えないような道など、子どもだけで歩くと危険な箇所があるかもしれません。万が一被害に遭いそうになったとき、どうすればいいかということも、シミュレーションしておきましょう。

「こども110番の家」の場所を確認することも大事です。できるだけ親子でその家や店を訪問して、実際に中に入って挨拶しておくと、いざというとき子どもが入りやすくなります。また、「こども110番の家」がいつもすぐそこにあるわけではありませんので、とにかく近くの家や店に逃げ込んで助けを求めることの大事さも伝えておきましょう。河川、用水路、踏切などの危険箇所についても確認しておきましょう。

学校の通学路だけでなく、遊び、友達の家に行く、塾や習い事へ行く、お菓子を買いに行く、などで通る道でも行いましょう。何といっても、大事なわが子のことです。事故が起こってからでは遅いのです。「後悔先に立たず!」ですから、ぜひ実行してください。

ここまで主に小学生について見てきましたが、警察庁の統計の「中学生・高校生の学年別の状態別死者数・死傷者数」によると、実は交通事故による死傷者数と死者数は、小学生よりも中学生のほうが多く、さらに中学生よりも高校生のほうが多くなっています。

中でも特に目立つのが自転車による事故です。中学生や高校生を持つ親はこのことを頭に入れておいて、必要な指導をしてほしいと思います。

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