ゲーム好きから酷評の嵐「Fallout76」の弱点

それでも僕らが「プレイを止めない」理由

オープンワールドゲーム「Fallout76」の世界観に魅力はあるものの、オンラインゲーム特有の問題点も見受けられる(写真:ベセスダ・ソフトワークス)
物心ついたときからゲームと付き合い続けてきた筆者が、その長いゲーム歴から最新作や過去の名作までを掘り起こして語り尽くす連載。2019年最初に紹介するゲームは人気海外ゲームシリーズ最新作の『Fallout76』。発売前から前評判の高かった今作を筆者はどう評価する?

2018年11月15日、人気のオープンワールドゲームであるFalloutシリーズの最新作。「Fallout76」が発売された。

今作はシリーズ初のオンラインゲーム。発売前には今作の舞台となったウェストバージニア州が11月14日(現地での発売日)を、ゲーム内のプレイヤーたちがアメリカ復興のために旅立つ日を表す「再生の日」として正式に認定。ロケーションのモデルとなった遊園地でファンミーティングが開催されるなど、発売前の期待感は非常に高かった。

「人気シリーズ」にもかかわらず低評価

ところが、いざふたを開けてみると、プレイヤーの評価は散々。さまざまなサイトで得られたメタスコア(複数の評価サイトのレビューをまとめて数値化したもの)も低く、Fallout76を返品しようとする動画をアップする人まで現れた。愛されるオープンワールドだったFalloutシリーズ最新作に、いったい何が起きたのだろうか。

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現行のFalloutシリーズは、核戦争後のポストアポカリプスと、レトロフューチャーをたっぷりと盛り込んだ、オープンワールドアクションRPGである。Fallout76の「76」はナンバリングの番号ではなく、主人公が生活していた核シェルター「Vault76」に由来している。

Vault76に暮らす主人公は核戦争があってから25年後、Vault-Tec社の意向により、アメリカの復興に向けてシェルターの外に放り出される。外の世界は荒れ果てており、あらゆるものが放射能で汚染された状態。巨大化、奇形化、凶暴化した昆虫や動物たちが彼を襲う。

巨大化、奇形化、凶暴化した昆虫や動物たちがプレイヤーを襲う(写真:ベセスダ・ソフトワークス)

汚染の影響は人も例外ではない。放射能に侵されて知能を失った人たちは、フェラル・グールと化して主人公に襲いかかってくる。もちろん、スーパーミュータントや、マイアラーク。そして圧倒的な力を誇るデスクローと言った、シリーズおなじみの敵も健在だ。

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