毎年たくさんの本数が発売されるゲーム。ゲーム好きとはいえ、当然そのすべてをプレイできるわけではない。同時に苦手意識を持つゲームを、「食わず嫌いのままでいいのかな?」とも思う。
実は以前から「マインクラフト」を代表とする箱庭ビルド系ゲームのブームは気になっていて、プレイしてみようかなと思うことはあった。だが、結局プレイしていない理由は明白で「昔から、図画工作が苦手だから」である。
想像力次第で、小さな家でも、巨大な城でも作ることができるゲームとは聞いている。だが、自分のようなタイプでは、小さな家ですらまともに作れるとは思えない。よくて豆腐みたいな四角い家を作る程度しかできないんだろうなと思い、長らく手を出さなかった。
それでも、なにかプレイするきっかけがないかと思っていたところに、食指の動く情報を耳にした。それが初代『ドラゴンクエストビルダーズ』(PS4)の発売である。話を聞くに、ドラゴンクエストの世界での冒険を楽しみながら、箱庭ビルド系も楽しめるという。
「DQビルダーズ2」の世界観
なんと言ってもドラゴンクエストの冠がつく作品である、質が高いことが期待できるし、ストーリーメインであれば、箱庭系の部分であまり楽しめなくてもゲーム世界を満喫できる。もしかしたら箱庭ビルドの楽しさの一端に触れられるかもしれない。
実際プレイした『ドラゴンクエストビルダーズ』は、とても楽しいゲームだった。今回はその続編である『ドラゴンクエストビルダーズ2 破壊神シドーとからっぽの島』(PS4、2018年12月発売)を紹介したい。
ドラゴンクエストビルダーズ2では、ドラゴンクエスト2で勇者ロトの血を引く3人の勇者が、大神官ハーゴンと、ハーゴンが復活をもくろんでいた破壊神シドーを倒した後の世界を舞台としている。ハーゴン亡き後も生き残った魔物たちが「ハーゴン教団」を率いて、モノづくりの力を持つ「ビルダー」を敵とみなして活動していた。
物語は、見習いビルダーである主人公がハーゴン教団に捕まり、船でどこかに連れて行かれるところから始まる。主人公は魔物たちの言うがまま、船の修理などを手伝わされるが、やがて船は嵐に巻き込まれ、主人公は海に放り出されてしまう。
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