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連絡手段が紙ベース
「子どもが小学生になって保育園時代より両立はラクでは?と言われるけど、むしろ大変! ずっと大変!」
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前回記事で、子どもが小学校に上がった共働きの親たちがそう嘆く背景や理由について紹介した。至れり尽くせりだった保育園と違い、小学校にあがった途端、子どもの宿題やら放課後の居場所やらのフォローでてんてこ舞いになる親は多い。今回の記事ではさらに踏みこんで、親たちを困惑させる「学校の仕組み」について迫ってみたい。
親の負担感を増大させるのが、学校によっては非常に「前時代的な仕組み」が残っていることだ。たとえば学校からの連絡。紙ベースまたは口頭での連絡のみ(それを子どもが連絡帳に書いてくる、もしくは覚えてきて親に伝える)など、複雑かつ煩雑なのだ。家中に学校からのプリントが散らばっていて、頭を抱えているという親も少なくない。
紙ベースなのは学校からのお知らせだけではない。千葉県の公立校に息子を通わせる女性が入学時に驚いたのは、家庭から学校への主たる連絡手段が「連絡帳」であること。電話は原則NGで、たとえば病気で休まないといけないとき、近くに住んでいる同級生などに連絡事項を書いた連絡帳を持って行ってもらわないといけない。
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