前回記事(専業主婦を産み続ける日本の「無限ループ」)で、専業主婦が忙しいと書いたが、シンガポールに来て、初めて日本人の専業主婦コミュニティに出入りするようになり、驚愕したことがある。それは、「日本の専業主婦、レベル高すぎ」ということだ。
日本的な駐在妻生活
シンガポールには日本人が3万人以上いる。多くの日本人女性と知り合ったが、独身、既婚、子どものありなしはもちろん、滞在形態も永住、自分の駐在、夫の駐在とさまざま。
既婚の場合の相手も日本人、国際結婚と多様だ。国際結婚組は、妻が日本人で夫がシンガポール人という組み合わせのほか、夫がオーストラリアやニュージーランド、欧州系、インド人というケースも。日本人駐在妻にもいろいろな人がいて、専業主婦でいる人もいれば、帯同ビザで働く人も。子どもを通わせる幼稚園や学校もバラバラだ。
そんな、バラエティ豊かなシンガポール日本人女性の世界。私の場合は駐在妻といっても、夫の会社の婦人会のようなものはなく、入らないといけない奥様のグループはない。
ただ、子どもが行っているローカル幼稚園にも日本人が一定割合いるなどで、「出入り自由」な、緩いネットワークに自然と入らせてもらっている。また、私が住んでいる外国人向けコンドミニアムは駐在日本人が多く、日本人小学校や日系幼稚園のスクールバスが到着する時間帯は「ここは日本か」と見まがうような状況だ。
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