東大生が断言!「読書感想文」の凄すぎる効能 大人こそ!書かないのは「心底もったいない」
ここまでくればあとは簡単。今までのSTEPを踏まえて、どういうふうに面白かったのか、気になったのかを書きましょう。今までのSTEPで、「材料」はそろったはずです。あとは自分がどう感じたのかを書いてみましょう。
「そうは言っても、感じたことなんてないよ!」という人もいるかもしれませんが、そんな時は「自分の立場」を意識してみましょう。
たとえば、「温厚な主人公が怒るシーン」を選んだら、「自分は温厚な性格なので、こんなふうに怒るのは難しい」という立場を取ると「だから主人公のこの怒りに対して驚いた」と続けられるはずです。
「主人公の母親が死んでしまうシーン」を選んだら、「自分の母親は健在で、仲が良い」という立場を取ると「だから主人公の悲しみは良く理解できるし、自分も母親をもっと大事にしたいと思った」と続けられるはずです。
こんなふうに、「自分がどういう立場の人間で、だからこそどのように感じたのか」を書けば、感想として厚みが出ます。「あなただけの読書感想文」を作り上げることができます。
STEP1:自分がいちばん気になったところ、面白かったところを1カ所選び、抜粋して書く
STEP2:本の表紙・裏表紙に載っている「その本全体のまとめ」を読んで、その抜粋した箇所が本全体の中でどのような役割を果たしているのかを考えて書く
STEP3:「自分の立場」を明確にして、その箇所が、どのように面白かったのか・気になったのかを書く
宿題じゃなくても「SNS読書感想文」を
いかがでしょうか?
いつの時代になっても、読書感想文は辛いものです。東大生に聞いても、「読書感想文が好きだった」と答える友達は誰もいませんでした。「感想を言うのは好きだけど、課題として出されるとなんか書きたくなくなるんだよね……」なんて語っていました。
しかし、本を読んだ時に、レビューでもコメントでも、何か自分からアウトプットしてみようという姿勢はとても重要です。今の時代、SNSでもAmazonレビューでも、さまざまな形でアウトプットをすることができます。
読書感想文が嫌いだった皆さんもぜひ、感想を書き、「読書の質」を向上させてみてはいかがですか?
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