東大生が断言!「読書感想文」の凄すぎる効能 大人こそ!書かないのは「心底もったいない」

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東大でも、「課題の本の感想を言い合う」という授業や、「この本の感想と考察を3000字のレポートにしてまとめなさい」という課題が非常に多いです。小学生が夏休みの宿題としてやっている「読書感想文」の延長線上にあることを、東大生もやっているわけです。

一体「読書感想文」にはどんな学習効果があるのか? どうやって「読書感想文」を書けばいいのか? 

今日はそんな話をさせてください。

読書感想文は「アウトプット」だ

読書感想文の1番のポイントは、「アウトプットである」ということです。

読書という行為は「インプット」でしかありません。「へえ、こんなことあるんだー」と本に書いてあることを頭に入れるだけの行為です。しかし、それでは記憶には残りません。記憶に残し、次に活かせるようにするためには、「アウトプット」が必要なんです。

たとえば、昔読んだ本の中で、内容を鮮明に覚えているものってありますよね? それって、友達や親御さんと感想を共有した本ではありませんか? 人と「このシーン良かったよね!」「ここびっくりしたよね!」とその本について「アウトプット」をしていると、本の内容を忘れにくいのです。

実は人間の脳は、「アウトプット」したほうが暗記できるように作られていると言われています。

コロンビア大学の研究で、「インプット3・アウトプット7」の割合で学習するといちばん記憶に残りやすいということがわかっているそうです。比率を見ていただくとわかるとおり、「インプットよりもアウトプットのほうが重要」なんです。

そして、「感想を書く」という行為はアウトプットにほかなりません

「主人公とヒロインのこのシーンって、次のシーンのこことつながってて面白いよな」とか「あそこに書いてあったライバルの心情って、ラストのここにつながってすごく重要だよな」とか、そんなふうにインプットした内容を頭の中で整理して言語化するのが「感想を書く」ということです。

「なんとなくよかった」ではなく「ここが、こういう点で、こんなふうによかった」と言語化することで、本の内容を忘れなくなるのです。

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