清澄白河にある「シェアホテル」のスゴイ中身 単に安く泊まれるというだけではない

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「LYURO東京清澄」受け付けカウンター(筆者撮影)

そうした新しい宿泊施設として今回紹介するのが、東京の名所・隅田川沿いに2017年4月オープンした「LYURO東京清澄」である。インバウンド対応として近年増えているのが、安価に泊まれる素泊まり・相部屋の宿泊施設。同ホテルもそうした施設の1つだが、単に安く泊まれるというだけではない。ここでしかできない“体験”を提供するホテルとなっている。

ディープな体験を求めるニーズが高まっている

「最近高まっているのが、ガイドブックに載っていないローカルな場所や、一歩足を踏み込んだディープな体験を求めるニーズです」(リビタ取締役 ホテル事業部長の中瀬真実氏)

ブルワリー併設のレストランPITMANSでは、クラフトビールも川面を眺めながら楽しめる(筆者撮影)

そのため同ホテルでは、宿泊者以外に開放されたスペースを備え、地域の活性化を目指している。具体的には、隅田川の河川敷に設けた幅44メートルのウッドデッキ“かわてらす”を宿泊客のほか、地域住民など誰もが利用できる共用スペースとしていること。かわてらすでは、同ホテル2階のレストランが提供する、その場で醸造されたクラフトビールや肉、季節の野菜、魚介などのグリル料理などを楽しむこともできる。隅田川の景色を楽しみながらのヨガイベントやクラフトマーケットも行われている。またホテル内のシェアスペースを地域の活動などに貸し出し、これまでも写真やアートの展示会、ライブ、万華鏡や紙の細工といった手作り体験のワークショップなどさまざまな活動が行われた。

ウッドデッキ“かわてらす”でのヨガイベントの様子(写真:リビタ)
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