清澄白河にある「シェアホテル」のスゴイ中身 単に安く泊まれるというだけではない

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川に沿った細長い形状の外観(筆者撮影)

外観からもわかるが、川に沿った細長い形状をしているため、1室ごとのスペースがコンパクトだ。その限られたスペースを活用する工夫も面白い。ある客室は2ベッド、3人用の部屋だが、ベッド下にもう1つベッドが収納されており、引き出すことで4人が宿泊可能となる。スペースの事情と、旅を楽しんでもらいたいという思いから、デスクやテレビはあえて設置していない(フロントでモバイルテレビを貸し出している)。

個室タイプの客室のほかに、相部屋のドミトリールームもある。30ベッド用意されており、部屋ごとの貸し切り利用も可能だ。こちらもリバービューの部屋を選ぶことができる。標準料金は個室リバービュータイプが1万8000円(2人部屋)・2万2000円(4人部屋)/部屋、個室エコノミータイプが1万5000円(2人1室)・1万6000円(4人1室)/部屋、シェアルーム、ドミトリータイプが3600円/ベッドとなっている。

一つひとつに物語があるデザイン

そのほか、こだわりが随所に込められている。設計からかかわった西山氏が注目してほしいというポイントが、廊下の配色だ。

リビタ取締役ホテル事業部長の中瀬真実氏(右)とディレクターの西山尚子氏(筆者撮影)

「建物全体に川や水をイメージしたデザインを採用しています。この廊下では手前は薄い青、奥になるほど濃い青と、壁面の色を塗り分けています」(西山氏)

客室番号が記されたガラス製の客室サインはアート作品のように繊細だが、実は蛍光管をリサイクルしたものだそうだ。このホテルのためだけに作成したオリジナルなので、リサイクルとはいってもコストが安くなるわけではないが、建物と同様、再生へのこだわりが表れている。また客室壁面のクロスにも、隅田川をモチーフにしたグラフィックデザインを用いている。

「川を表すLYUROのロゴをデザイン化したものですが、隅田川の水を使って描いた絵をもとにしています」(西山氏)

このように、言われなければ気づかない細かな工夫がたくさんあり、また一つひとつに物語がある。宿泊する機会があったら、スタッフに質問してみるとよいだろう。

同ホテルの外国人客と日本人客の割合は半々ぐらいで、20〜30代女性がメイン層だという。

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