「家庭でも主役になりたい」ある父親の叫び

転職して、育児時短も取ったのに……

男性は家庭で主役になれないのでしょうか(写真:プラナ / PIXTA)
女性の育児や仕事など、女性の問題ばかりが取り上げられるこのご時世。しかし、男だって「男ならでは」の問題を抱えて生きづらさを感じています。男が悩むのは“女々しい”!? そんなことはありません。男性学研究の精鋭、田中俊之先生がお答えします。

※お悩み相談はこちらの投稿フォームへ

■今回の相談
田中先生は、最近「わ・き・役」という言葉を提唱されています。私自身も、子育てにかかわっている経験から、割り込まず、競わず、妻の役に立つ、ということが、夫婦円満のために非常に重要であると感じます。しかし、一方で、男性が家庭生活の中で、脇に立って、脇役でいなければならないことに、絶望も感じます。
私は、家庭・子育てでも主役になりたくて、子育てに理解のある会社に転職し、育休をとり、短時間勤務制度も利用して働いています。男性であっても、育児の主役になりたい、なれるはずだ。そう思って頑張ってきました。
しかし育休取得時、妻に言われたのは、「あなたが育休を取ったのは、子育てのためじゃないでしょ。私を支えるためでしょ。もっと私を支えてよ」という言葉でした。育休は、読んで字のごとく、育児をするための休暇、妻を支えるための休暇ではない、そう思っていた私はショックを受けました。私は育児を精一杯やりたくて、そのために頑張ってきたのに、求められているのは育児ではなく、脇役となって妻をサポートすることだったなんて……。
「女性活躍」などという言葉があり、女性は家庭でも職場でも輝く存在であることが求められ、そのための行政の支援なども多様にあります。同じように男性も家庭で、育児で活躍したいのに、「脇役でいろ」なんて、あんまりじゃないでしょうか。
仮に職場で、「職場円満のために、女性は男性の脇役でいろ」なんて言ったら、明らかに差別だと思います。同じことがなぜ、家庭だとまかり通ってしまうのでしょうか。家庭で主役になりたい男性は、誰にも理解されない孤独な戦いを強いられている気がします。
脇役太郎

男性が心がけるべき「わ・き・役」とは

まずは落ち着いてください。

この連載の一覧はコチラ。※読者の皆様から田中先生へのお悩みを募集します。「男であることがしんどい!」「”男は○○であるべし”と言われているけれど、どうして?」というお悩み・疑問がある方はこちら

夫婦関係を良くするために男性が心がけるべき「わ・き・役」は、『上沼・高田のクギズケ!』(読売テレビ 2018年3月4日放送)で紹介させていただいたフレーズです。

脇役太郎さんは、「私自身も、子育てにかかわっている経験から、割り込まず、競わず、妻の役に立つ、ということが、夫婦円満のために非常に重要であると感じます」とおっしゃっているので、このフレーズについて十分に理解してくださっていると思いますが、読者の方々のために、それぞれの言葉の中身を紹介しておきましょう。

次ページ遮ったり結論を求めるのはNG
関連記事
トピックボードAD
人気連載
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • いいね!
トレンドウォッチAD
会計新基準<br>「売上高」が変わる

売上高が6割減にもかかわらず、営業利益は増えた企業も現れた。会計の新基準を適用した結果だ。全産業にかかわる過去最大の基準変更が今年から徐々に広がっていく。