共働き育児が「綱渡り」を脱するための3段階

これができたら会社でも立派なリーダーだ

拍子抜けするくらいシンプルなステップですが、これを押さえないと必要以上に疲弊することになります(写真:kou / PIXTA)
「ワーママ」や「イクメン」がもてはやされ、共働きがあたかもこれからの“モデル世帯”のように語られる昨今。
しかし、職場に目を向けてみると、両者に対する会社からの目は厳しい。ワーママの場合は非主流のキャリアをぐるぐると歩むことに。育児を理由に仕事を休み、長時間労働をしないイクメンは、昇進をする気がないと見なされる。本人たちも、「宙ぶらりんの思い」にかられている。
彼らを支配しているのは、仕事と育児は対立するという考えだ。結果、妻が仕事を辞めて1人で孤独に育児を抱え込む「ワンオペレーション育児(以下、ワンオペ育児)」に陥ることも多い。
ただ、夫婦や祖父母などがチームとなって育児をしたからといって、最初から楽ができるわけではない。チーム育児をするうえで、押さえるべきこととは?
『育児は仕事の役に立つ』の共著者であり、共に子育て中の研究者・浜屋祐子氏と、教育学者の中原淳氏に聞いた。

チーム育児を円滑に行うための3ステップモデル

浜屋:読者の皆さんの中には、共働き育児をこれから始めるという方もいれば、現在真っただ中で、日々奮闘中だという方もいらっしゃるかもしれません。

そこで、これからチーム育児を始める方、ワンオペ育児(親のどちらか1人がかかりっきりで育児を行うこと)からチーム育児への転換を目指す方に向けて、チーム育児に好循環をもたらす「チーム育児の3ステップモデル」を提案したいと思います。

「チーム育児の3ステップモデル」とは、

ステップ1:ふりかえる

ステップ2:見なおす

ステップ3:やってみる

の3つを夫婦で回していく、というものです。

拍子抜けするくらいシンプルに見えるでしょうが、今回チーム育児を実践している方々にインタビューをして得られた知見を基に、ポイントを整理してつくったモデルです。

次ページステップ1の「ふりかえる」とは?
キャリア・教育の人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • フランスから日本を語る
  • 日本野球の今そこにある危機
  • 財新
  • スージー鈴木の「月間エンタメ大賞」
トレンドライブラリーAD
人気の動画
地方スーパーが撃沈「コスモス薬品」の破壊力
地方スーパーが撃沈「コスモス薬品」の破壊力
パチンコホール「ガイア」店舗撤退で大激変する勢力図
パチンコホール「ガイア」店舗撤退で大激変する勢力図
日本人が知らない「ビタミンD」不足の怖さ
日本人が知らない「ビタミンD」不足の怖さ
「上司の品格」を疑われる、やってはいけない7つの質問
「上司の品格」を疑われる、やってはいけない7つの質問
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
SDGsが迫る企業変革<br>ビジネスと人権

サプライチェーンの中で起きる人権侵害への意識が高まっています。欧米では法制化が着実に進展し、企業に対し人権リスクの把握と対策を求める動きが顕著に。欧米に比べて出遅れている日本企業の現状を多角的に検証します。

東洋経済education×ICT