まずは自分に注目せよ!本質直観のすすめ

哲学の方法をマーケティングに取り入れるということ

自分自身の抱いた違和感を無視しないことから

だから、ここからは、その言葉を引き出した僕たち自身が重要になる。暑かったから炭酸飲料を飲んだという主張について、そうですねとただ相づちを打っているかぎり、そこには何の問いも生じない。当たり前の世界しかない。

しかしそのとき、もし自分自身が何かしらの違和感に気づいてしまうとしたら、それが本質直観を始めるきっかけになるのだ。

なぜ? と相手に問いたくなる気持ちは、自分自身に折り返す。そして、相手の生活世界を確認しながら、自分たちをとりまく常識を問い直すのである。当たり前や常識を問い直そうと言うのはたやすい。本質直観は、そのための具体的な方法の一つだと思う。

 

初出:2013.9.21「週刊東洋経済(アップル再起動&電子部品サバイバル

 

※「理論+リアルのマーケティング」は今回が最終回です。1年間、ご愛読ありがとうございました!

 

 
マーケティングの基本から勉強してみたい人のために!専門用語に混乱しない、親切設計の入門テキスト。水越康介・黒岩健一郎『マーケティングをつかむ』(2012年、有斐閣)
 
 
企業や市場の潜在性を掘り起こすための新しいマーケティング概念を提示!京都花街、マルちゃん鍋用ラーメン、はとバス、ロック・フィールド……水越康介・栗木契・吉田満梨/編『マーケティング・リフレーミング』(有斐閣、2012年)


 

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