近づいてはいけない「NG就活塾」の3大特徴 本当に「役に立つ就活塾」を見極める方法
就活塾とは、その名のとおり学生の企業への入社をサポートする塾。リーマンショックを契機とした就職氷河期に企業の求人倍率が低下したことに伴い急増し、現在は全国で100以上が存在しているという。
「塾に通ったおかげで内定が取れた」という話がある一方、ずさんな経営や強引な勧誘から、「近づくな、入るな!」と言われることもある。就活塾について、どのように考えればいいのか。
リクルートで1000社を超える企業への採用活動支援、一部上場企業の採用責任者、自らが経営する就活塾で1000人を超える学生への就活支援をした実績を基に『新卒採用基準――面接官はここを見ている』を上梓した廣瀬泰幸氏に、就活塾について寄稿してもらった。
就活塾は有用? 危険?
夏休み明け以降から、私が主催する就活塾への問い合わせや入塾希望者が増加しています。例年は年明けから入塾者が増えるのですが、今年はちょっとした異変が起きています。知り合いの就活塾経営者、就活セミナーの主催者、キャリアセンター職員の方々に聞いてみても、状況は同じようです。
背景として、企業の採用活動が早期化し、夏のインターンシップを契機に成功・不成功者がすでに色分けされ始めていること、求人環境が好転し楽だと思っていた1年上の就職活動では、意外に苦戦した先輩が多かったことを多くの学生が知っていることが考えられます。
就活塾は受験塾に比べると歴史が新しい産業で、小資本で経営できるため、その実態がよくわからないところが多いものです。昨今のテレビドラマやネットでは、就活塾に対して否定的な情報も少なくありません。
そこで本コラムでは、「NG就活塾の見分け方」と「信頼できる就活塾の特徴」を解説します。
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