近づいてはいけない「NG就活塾」の3大特徴

本当に「役に立つ就活塾」を見極める方法

まずは「近づくな、入るな」と強く言いたい、NG就活塾の見分け方を解説します。

強引なわりに「実績」がよくわからない

特徴1:生徒集めの手法が強引

NG就活塾にありがちなのが、「強引な生徒集めの手法」です。

まず、就活塾の経営がどのように成立しているかを考えてみましょう。

「売り上げ=受講料×人数」
「利益=売り上げ-販売管理費(主として講師の人件費+オフィス維持費)」

受講料は学生や親御さんが支払うことや塾同士の競争で、総じて均質化(15万~25万円)しています。そのため、就活塾の経営の生命線は生徒数になります。

ですから、「無料説明会」などと称して学生を集め、執拗にその場で「今決めないと後悔する」などと強いストロークで入塾の決断を迫る塾があります。場合によっては、大学前の路上や就活イベントの会場前で、アンケートを取り、その後しつこく勧誘してくることもあります。こういった塾が「NG塾」なのは、冷静に考えれば当然のことだといえるでしょう。

実際、ネットで調べれば、東京都消費者生活条例48条に基づいて是正勧告を受けた塾の名前を見つけることができます。こうした常軌を逸した行為はあってはならないことですが、残念ながら過去にあった恐ろしい事実ですし、現在も行われているかもしれません。

特徴2:疑わしい実績を掲げている

2つ目の特徴が、「疑わしい実績を掲げている」ことです。

HPでのうたい文句に、「内定率〇〇%」と表記している塾があります。しかし、その根拠となるはずの「時期」や「母数」が記載されているケースを見たことがありません。根拠の怪しい数字で顧客を集めようとする塾が健全だとは、とても思えません。

また、HPに「受講修了生の声」を掲載していないか、掲載されていてもその内容が極めて薄い塾も、危険だと考えたほうがいいでしょう。

ビジネスにおいて、最も大切なことの1つは顧客満足度です。就活塾にとって顧客とは当然のことながら受講生です。そして、その受講生の声が掲載されていないということは、その塾が顧客満足度を軽視しているか、そもそも生徒の満足度が低いことが想定されます。

私の経験から、受講生は総じて正直で素直です。塾のサービスに真に満足している学生は、受講終了の感想を依頼すれば、多少面倒くさくても素直に書いてくれます。逆に塾のサービスに満足していない学生は、感想を依頼しても書いてはくれません

「修了生の声」が掲載されていない、あるいは内容が薄い塾も、危険度が高いと考えてください。

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