これまで、謙虚な下から目線で、新幹線で即バレる、二流の乗客の特徴について書きつづってきた、「グローバルエリート」の称号をほしいままにするこの私。
では、はたして「一流の新幹線乗客」になるためには、どのようなポイントに気をつけたらよいのだろうか?
ここまで述べたように、隣の人の座席を無駄に占領せず、またやかましくせず、そして変なニオイを放たないのは当然として、「一流の新幹線乗客」は、以下の条件を満たしている。
「乗車時間」というデッドラインがあるから集中できる
【1】乗車中に仕事を1つ仕上げる
私は、新幹線で東京から京都まで移動するとき、その2時間半の時間で「せめて新幹線代くらいは稼ごう」と、一生懸命集中して仕事をすることにしている。
さらに、乗車中にチケット代の元を取ろうと、「この2時間半以内に、これこれの金額の付加価値を出そう」と集中している。
「乗車時間」というデッドラインを区切れば、人は通常の巡航速度より必死に集中するものなのである。
【2】目的地にきちんと最短でたどり着く
そして誰が何と言おうと、一流の新幹線の乗り方の最大の基本は「目的地にたどり着くこと」であろう。
当たり前の話なのだが、実際には私の友人に「東京から京都に向かったはずが、山陰地方まで乗り過ごしてしまった」という残念な二流すぎる人が存在する。
また、新幹線の「ひかり」「こだま」「のぞみ」の区別がいま一つわかっておらず、東京から京都に向かうのにもかかわらず各駅に停車する新幹線に乗車してしまい、「悠久の時をかけて東海道を移動してしまっている」本当に残念な二流の人も、私は個人的に存じ上げているのだ。
当たり前のことなのだが、一流の乗客は「最短時間できちんと目的地に到着する」ものである。
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