「数字」に弱い会社が陥りがちな3つの間違い

意味を考えマンネリを脱し、隗より始めよ

数字は大事ですが活用法を間違えている会社は少なくありません(写真:Garsya / PIXTA)

「数値化なんて、意味がないどころか害悪じゃないか!?」

現実に起こっている事象を数値で把握し、それを分析して問題のありかと根本的な原因を探り、解決策を考えて実行したら、その結果をまた数値で把握・分析する──。このサイクルをスピーディに回しながら、超高速で問題を解決していく。

これが、いまや日本を代表する企業に成長したソフトバンクグループを創業時から率いる孫正義さん流の「数値化仕事術」です。

社長室長という最も距離が近いポジションにいた私は、孫さんからこの仕事術を徹底的にたたき込まれました。正直、最初はそうとう苦労しましたが、それを体得していくにつれ、「数値化」によって多くの問題を驚くほどの速さで解決できることを実感するようになったのです。

そうした経験から、『孫社長にたたきこまれたすごい「数値化」仕事術』など私はこれまでの著作で、たびたび数値化の大切さを説明してきました。ところが、講演会などで話をすると、決まってこんな声をよく耳にします。

「すでに社内に数値はたくさんあるし、その資料を作成するのに忙殺されている。にもかかわらず、売り上げも利益も一向に上がらない。数値化なんて、意味がないどころか害悪じゃないか!?」

おっしゃるとおり、こうした現実があることは私も認めます。

「数値化メタボ」に陥る企業

成果につながらないムダな数値化を繰り返す「数値化メタボ」に陥り、生産性や現場の士気が低下している日本企業は少なくありません。特に経営不振に苦しむ企業では、こうした傾向が強いようです。

ただしこれは、「間違った数値化」によるものです。ここでは、「数値化メタボ」に陥る企業が犯しがちな間違いのうち、代表的なものを3つほど紹介します。

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どん底の2000年代を経て鮮やかなV字回復を果たしたプロレス界の雄。キャラクターの異なるスター選手を複数抱え、観客の4割は女性だ。外国人経営者の下、動画配信や海外興行など攻めの姿勢を見せる。株式上場も視野に入ってきた。