またサーモンランでは、ブキはそれぞれのバイト時間帯ごとに必ず決まった4種類が支給され、1ゲーム3回のセット(ゲーム内ではWaveと呼ばれる)ごとに、重複しない形でそれぞれ4人に手渡される部分にある。
これは1回プレイするごとに変更されるのではなく、だいたいリアル時間で24時間ほどの開催期間の最中は、すべてのプレイヤーが同じ4種類のブキを使って戦うことになる。
24時間ブキが変わらないから、バイトでアイテム類やおカネを稼ごうとすれば、いくら使い慣れてないブキであっても使いこなせるようにならなければならない。ヒーローモードではブキの使い勝手をじっくりと学ぶことができるが、こちらではまさにOJT(オン・ザ・ジョブ・トレーニング)である。
情報を共有できるところも楽しみのひとつだ
最近だと、このモードに「ダイナモローラー」という、強い攻撃力を持つが、インク消費が激しく、振りも遅いというブキが支給され、このブキをどのように活用すればいいかということがTwitterで話題になっていた。
ダイナモローラーは転がせば、最も強いザコシャケである「ドスコイ」も一撃で倒せるが、普通に転がして移動させるとインク消費が多すぎることから、仲間との間に立ってゆっくり動けば、インク消費も少なく、壁役として活躍できることを学んだ。前作ではほとんどローラーを使わなかった自分には、こうした情報がとても勉強になる。
このように、ゲーム内のバイト仲間だけではなく、ネット上にもバイト仲間がたくさんいて、情報を共有できるところもサーモンランの楽しいところである。
スプラトゥーン2の発売に向けて、開発陣には強いプレッシャーがあっただろう。
初代はまだ海の物とも山の物ともつかない状況でありながら、蓋を開けたらWiiUという普及しなかったハードで大ヒット。多くの人が改めて任天堂のゲームの凄さに注目させられた。
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