東洋経済オンラインとは
政治・経済・投資 #湯浅卓「トランプ政権の真実」

フリン「爆弾証言」あれば、トランプは終わる 「トランプvsミュラー」勝敗の分かれ目とは?

7分で読める
2/4 PAGES
3/4 PAGES
4/4 PAGES

日本的な学習能力は、“死中に活”を求めるものであり、その“活”は「動」でなく「静」である。アメリカ社会では、そんな学習能力は未発達といっていいだろう。法律でいえば、アメリカ法はイギリス法を継受している。ヨーロッパの大陸法に学んでいない。そこにアメリカの陥りがちな弱点がある。

これに対して、日本はアメリカ法にも、ヨーロッパの大陸法にも学んでいる。それこそ世界のありとあらゆる法に学んでいる。円熟した世界の法を学び、それによって判断基準にバランスがとれるようになっている。アメリカが日本に学ぶべきはその点ではないだろうか。

日本的「学習能力」を存分に発揮せよ!

本欄で繰り返し指摘しているが、トランプ大統領は相当な日本びいきだ。日本びいきの愛娘イヴァンカ氏の影響もあり、日本的なものを少しずつ学んでいるように思える。

日本的な学習能力については、アメリカンヒーローであり、エリートでもあるミュラー氏よりも、エリート街道から少し外れ、舌禍騒動ばかり起こすトランプ氏のほうが、身に付けているように思われる。

その例として、トランプ氏は、時々、日本式のお辞儀をして見せる。部下に会ったりしたとき、「イヨッ!」と手を上げてあいさつする直前、頭を下げてお辞儀をする。それはごく自然な仕草に見える。不遜な人物ではない証拠である。

バラク・オバマ前大統領が天皇陛下に深々と頭を下げてお辞儀をしたとき、アメリカ本国では批判の声があった。トランプ大統領はそれに与しない。オバマ氏以外に日本式お辞儀ができるアメリカ大統領はトランプ氏をおいていない。

それはトランプ大統領が日本を認めている証拠である。今後の日米交渉においては、政治・外交の場であれ、ビジネスの場であれ、日本側は日本的学習能力を存分に発揮せよ、と声を大にして言いたい。

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

政治・経済・投資

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象