トランプ大統領に「一発逆転戦略」はあるのか

ロシアの仲介で北朝鮮とトップ会談?

ロバート・ミュラー特別検察官。写真は2013年6月、米議会で撮影(写真:ロイター/Yuri Gripas)

ドナルド・トランプ米大統領は、目下、ロシアに関係した2つの疑惑について、野党民主党や米メディアに激しく追及されている。

この連載の一覧はこちら

1つは、昨年の米大統領選に絡んだトランプ陣営とロシア政府との癒着疑惑と、それを追及している連邦捜査局(FBI)に対する捜査妨害疑惑、もう1つは、トランプ大統領によるロシア外相への機密情報漏洩疑惑だ。

この2つの疑惑追及でトランプ大統領は、以前にも増して窮地に立たされている。とはいっても、どんな逆境にも強靭でしたたかなトランプ氏のことだ。そんな窮地にもひるむことなく、退勢挽回のチャンスを虎視眈々と狙っている。

ミュラー特別検察官は弾劾追及まで行くか

5月17日、そのロシア絡みの第1の疑惑を捜査するFBIを監督する特別検察官に、ロバート・ミュラー氏が任命された、と米司法省が発表した。

ミュラー氏は元FBI長官であり、つい最近、解任されたジェームズ・コミー氏の前任者である。ブッシュ・ジュニア元大統領、バラク・オバマ前大統領時代にFBI長官として実績を積んだ。コミー氏はミュラー氏の部下だった。

ミュラー特別検察官の任命について、米議会では、共和党、民主党とも、もろ手を挙げて賛成している。FBI長官としての実績があり、公正な判断をする法律家としての評価が定まっているからだ。

次ページ「第2のウォーターゲート」となるのか?
関連記事
トピックボードAD
  • Amazon週間ビジネス・経済書ランキング
  • 実践!伝わる英語トレーニング
  • 育休世代 vs.専業主婦前提社会
  • 性暴力サバイバーの明日
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • いいね!
トレンドウォッチAD
銀行 破壊と再生

リテール部門が苦境に陥るメガバンク。偽りの優等生・スルガ銀行では不正が蔓延。金融庁新長官曰く「ビジネスモデルを変えていく自主性が感じられない」。変革へのラストチャンス。