【国債の基本】エコノミストが解説する「国債は安全性が高い」の意味 リスクについても紹介

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国債は安全性が高いと言われるが、1種類ばかりに偏れば全体のバランスを壊す。バランス感覚をもって扱うことが重要である(写真:タカス/PIXTA)
「国債」はよく耳にする経済用語ですが、いざ説明を求められると言葉に詰まる方も多いのではないでしょうか。エコノミストの上野泰也氏は「国債の仕組みと役割を知り、バランス感覚をもって扱うことが重要」であると言います。
本当の自由を手に入れるお金の減らし方』から、上野氏と娘・ミドリの対話形式で紹介します。

「国債」とはなにか

ミドリ:国債? なんか聞いたことはあるけど、全然意味がわからない。預金とどう違うの?

上野:預金は銀行にお金を預けて、銀行が代わりに誰かに貸し出す仕組みだったよね。国債はちょっと違う。国が直接「お金を貸してください」とお願いして発行するんだ。つまり国にお金を貸すことになる。国はそのお礼に利子を払い、満期が来たら元本を返してくれる。

ミドリ:へえ。国が私たちからお金を借りるんだ。なんか大きな話だね。

上野:そうだな。債券って言葉を聞いたことはあるか?

ミドリ: ううん、初めて聞いた。

上野:債券というのは簡単に言うと「借用書」だ。誰かが「お金を貸してください、あとで利子をつけて返します」と約束して証書を発行する。それを持っている人は、利子をもらい、期限が来たら元本を返してもらえる。国が出せば国債、会社が出せば社債、地方自治体が出せば地方債。そういう仕組みなんだ。

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