「就活用に購入したパンプスを入社後も履き続けてきたけれど、そろそろくたびれてきた。2足目を購入したい」「クールビズでジャケットを着なくなるので、足元も涼しげにしようかな?」。この時期、こんなふうに考えている人は少なくないだろう。
先輩悲鳴! ハイヒールを注意したら「サンダルでも?」
しかし、ひとつ間違えれば、先輩たちにこんな目で見られることになりかねない。
「新入社員の中に、かかとにストラップが付いていないミュールを平気で履いてくる子がいてびっくり。人事もあきれて、『ミュール禁止』を服装規定に明記しました」(アパレル勤務・28歳)
「11cm以上のハイヒールばかり履いてくる新人のA子。危なっかしいので、オフィス内では動きやすい靴に履き替えるように勧めたら『なるほど。じゃあ、動きやすいクロックスでいいですか?』。私にけんかを売ってるの?」(専門商社勤務・30歳)――
では、どんな靴ならOKなのだろうか。今回、新入社員が覚えておきたい職場での靴選びの基本をご紹介しよう。
人材派遣・紹介サービスや教育事業を手掛けるキャプラン社の教育部門、Jプレゼンスアカデミー事業部のチーフインストラクター・伊東絹子氏は、新人女子が押さえておきたいポイントをこう指摘する。
「最近では、スリッポン(靴ひものないスニーカー)を認めていたり、内勤用の内履きは比較的自由だったりと、企業によって規定はさまざま。
一般的なビジネスマナーに基づけば、かかととつま先が覆われたパンプスを着用するのがよいでしょう。そのスタイルなら、どんな企業でも、まず失礼にはなりません。特に新入社員の場合は、より基本的なスタイルにすることに越したことはありません。各企業の新人研修などでは、つま先が空いているもの、バックストラップのものも含めたサンダル、ミュール等はすべてNGとお伝えしています」
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