これはズルい!英語の発音「楽チン攻略法」 カタカナ発音だって使いよう

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これに慣れてきたら、少し伸ばしたところをちょっぴりだけ「ア」に寄せると、さらに本物っぽくなります。これはズル上級編です(笑)。

ten テン tan テァ
pen ペン pan ペァ
bend ベンド band ベァンド
men メン man メァ

自分が言いやすい発音で、まずは慣れてしまうといいと思います。ranなら「レン」か、「レェン」か、「レァン」のどれでもいいでしょう。もう一度、ズル上級編を意識しながら読んでみてください。

sing-sang-sung シング・セァング・サング
swim-swam-swum スウィム・スウェァム・スワム
run-ran-run ラン・レァン・ラン
begin-began-begun ビギン・ビゲァン・ビガン

他の単語も練習してみましょう。

apple エァップル
sandwich セァンドイッチ
plan プレァ
wrap レァッ
half ヘァ
pass ペァ

カタカナ発音で言うときに、なぜかaの音 / æ / の前にある子音によっては、小さい「ヤ」が入るものがあります。日本語で近い音があるものはそうなったのでしょう。これらは、そのままでも通じますが、もちろんズル方式に置き換えてみてもよいでしょう。たとえば、

cat キャット ケァッ
shall シャル シェァ
chance チャンス チェァンス
gallery ギャラリー ゲァラリー
jam ジャム ジェァ

でも、カタカナ英語の発音って、いったい誰が決めたのでしょうね。catは「キャット」とaの音 / æ / に近い音で置き換えているのに、hatは「ヒャット」ではなく「ハット」なんて。「ひゃ」という音が日本語にないのなら理解できるのですけれど、「百発百中」なんてばっちり「ひゃ」って言うのに……(笑)。

巻き舌の前にできること

「早起きは三文の得」を英語で言うと The early bird catches the worm. (早起きの鳥が虫を捕まえる)となります。このことわざ、early、bird、wormの3語に、日本語にはないerの音が立て続けに入っています。これはカタカナ発音ではだいたい「アー」という音が当てられることが多いようです。この音、苦手な方もたくさんいるのではないでしょうか。発音記号では何通りかの表記がありますが、/ ɚ / という記号でここでは表しましょう。

次ページerの音 / ɚ / は「ウー」に
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