印象値が高いビジネスマンの共通点
ノーネクタイのワイシャツ、あるいはポロシャツ。「クールビズの認知率が約9割」(平成28年度クールビズについて<お知らせ>)と環境省が発表するように、ビジネスファッションの変化は、この10年余りで広く浸透し、すっかりクールビズという言葉とスタイルが定着した感があります。5月からクールビズがスタートする職場も多いでしょう。
私は「プロの目線でユニクロもカッコよく!」をモットーに、延べ4000人近いビジネスマンの買い物に同行してきました。そんな私からは、ビジネスマンがクールビズを見直す時期に差し掛かっているように見えるのです。
「クールビズは略装か、それとも、軽装か?」
言葉のうえでは同義とされる両者ですが、正装(この場合スーツ)から引き算した略装コーディネート、一方、正装に向かって足し算した軽装コーディネート。両者は似て非なるものだと私は見ています。2004年以降に入社したクールビズネイティブ世代と非ネイティブ世代における「クールビズの世代間格差」が、年々広がっているように見えます。
クールビズ導入の2004年、スーツを着て一般企業で働いていた私自身、「クールビズ=スーツファッションからジャケット・ネクタイを外した略装」というとらえ方をしていました。ところが、その後ビジネスマンのための服装コンサルタントとして、さまざまな世代の買い物に同行し、印象値が高いクールビズは、「略装ではなく軽装ととらえている!」ことに気づかされたのです。
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