ノージャケットだからこそ、ビジネスベルトを見直す時期かもしれません。スーツファッションの脇役だからこそ、5年以上同じベルトをしているビジネスマンがいるようです。革製品であっても劣化は避けられません。こういう時期だからこそ、ベルトの見直しが重要なのではないでしょうか?
特に、ベルト穴は真ん中が好ましいといわれています。5個あるうちの3番目がジャストになるようお直しが必要です。ノージャケットだからこそ、今まで以上にベルトに気を配りましょう! どんなにシャツがパリッとしていても、生活感があるベルトでは説得力に欠けるからです。
ネイティブ世代の発想か? ニットジレの活用
紳士服量販最大手である青山商事が運営するツープライススーツ量販店の「THE SUIT COMPANY」をはじめ、スーツ量販大手4社では、クールビズ仕様の明るいスラックス・柄物シャツはもちろんのこと、最近「ニットジレ」をよく見掛けます。これは、スリーピーススーツのベスト型のセーターで、次世代のクールビズ提案だと私は見ています。
ノージャケットでネクタイを合わせることに違和感があるビジネスマンが多いのではないでしょうか? ネクタイは、シャツよりジャケットを着るときに合わせる印象が強いため、クールビズでネクタイを合わせるイメージはありません。ところが、ニットジレを着ることでノージャケットであったとしてもネクタイが様になるのです。
昨年あたりから、大手4社でクールビズのジレ提案を見掛けます。ただし、通常のジレでは堅い印象もあり、浸透していなかったようです。今季、キメすぎない素材であるニットジレによって、クールビズの新たなバリエーションとして「ニットジレ」は昨年以上にビジネスファッションとして認知されるのではないでしょうか?
経営者とビジネスマン! クールビズの違いとは?
職業柄、経営者の朝活・ランチ交流会など複数参加しているのですが、経営者のクールビズはビジネスマンのそれとは異なるように見ています。経営者たちはノーネクタイではあったとしても、ジャケット着用のほうが多いのです。人によっては、サマージャケットにネクタイを合わせています。その姿はクールビズというより、ビジネスファッションのサマージャケパンという印象です。
クールビズの浸透、また、機能性を重視したアスレチックテーラードというファッションジャンルの拡張により、想像以上に薄いサマージャケットがここ数年発売されています。その広がりは百貨店・セレクトショップのみならず、スーツ量販店・ファストファッションまでさまざまです。今後、クールビズ=ノーネクタイ・ノージャケットではなく、サマージャケット・ニットジレなどビジネスマンの個性を反映するようにシフトしていくと見ています。
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